いわみざわ公園スタッフブログ

こっそりと秘蔵っ子

色彩館の南国温室の片隅に、当館随一のレアもの植物があります。

東アフリカのタンザニア原産、セントポーリアの原種、サイントパウリア・ゴエツェアナ(Saintpaulia goetzeana)です。

 

一般的なセントポーリアの園芸種のほとんどが上のようにロゼット状になるのに対し、この原種は茎が伸びて地面を這います。

 

植物体の表面には柔らかい毛が疎らに生えています。

 

原産地のウルグル山地(Uluguru Mountains)は標高1300~2000mで、熱帯とはいえ日中の気温は滅多に30℃を超えず、夜は10℃を割り込むことがあります。そのような場所でジャングルの下草として生えているこの植物は、極めて栽培が難しく、世界中のセントポーリアの愛好家が挑戦しても10年か20年に一度しか開花しないと言われてきました。

ところが、兵庫県立フラワーセンターでは2006年以降毎年開花させており、難しいと言われていた繁殖も挿し木で成功しているなど、ほぼ栽培技術が確立されています。普通のセントポーリアと違って、一定の寒さに当てることが花芽を形成する条件だったとのことです。同センターでは球根ベゴニアを維持栽培するための冷房温室があり、この植物の栽培にあたっても有利だと思われます。

 

当園では、今年の4月にサイントパウリア・ゴエツェアナの株の提供を受け、北海道の気候条件を活かした無冷房栽培に挑戦しています。無事に開花にこぎつければ、国内では2番目、もちろん道内では初開花です。

 

目指すは「色彩館 バラ以外でも スゴイんです」。この植物が開花すれば、間違いなくそうなります。実に楽しみです。(齋藤)

2014年9月10日| お知らせ , 色彩館 |コメント(0)|トラックバック(0)

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