いわみざわ公園スタッフブログ
色彩館の起床ラッパ
色彩館の南国温室で、アラマンダが見頃を迎えています。
ブラジル原産のキョウチクトウ科の低木で、学名はAllamanda neriifoliaまたはA. schottiiです。一方を他方のシノニムと看做すか、それぞれ別種とするか、どうもはっきりしません。
冬場は低温と日照不足でからきし元気がなかったのが、夏を迎えてから俄然伸び始め、長さ約5cm、直径約3cmで目が覚めるような鮮やかな黄色のラッパ型の花を枝という枝に次々と咲かせています。
花の中をのぞき込むと・・・・・・
・・・あれ? 雄しべも雌しべもない???
子孫を残すために咲いている花で、こんなことってあるんですか???
実は、アラマンダの花筒は途中でくびれ、その部分が5枚の弁で閉じています。上の写真の赤丸で囲った部分、弁よりも付け根寄りの部分に雄しべや雌しべがあり、弁を押し開けて入ってこれる(または弁の向こう側に口を挿し込める)昆虫だけが蜜にありつくことができ、かつ花粉を運ぶのです。
そんな凝った造りをしている素振りも見せず、アラマンダは今日もあっけらかんと咲いています。(齋藤)
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